埋設工事は工場のフロアレベルをフラットにする為の必須工事です。

工事は弊社で行いますが、
少しでもコスト削減をしようと建物を担当する建築会社側で工事する例も増えております。
その場合は以下のファイルを参考にして下さい。
※写っている製品は一部、廃番となっております。
①設置工事例ダウンロード(画像版)
施工マニュアル(画像).pdf
②設置工事例ダウンロード(図面版)
施工マニュアル(図面)
③建築会社様向け
フロアレール建築工事における注意点
工程・割振りは以下の通り行います。
※1ストールの場合
(0) カッター入れ、ハツリ、ガラ撤去・・・建築工事/3日
(1) ステコン打設・・・建築工事/打設1日、乾燥2日
(2) フロアレール設置、養生・・・メーカー設置/1日
(3) 排水配管・・・建築工事/半日
(4) 鉄筋配筋・・・建築工事/1日
(5) 仕上げコンクリート打設・・・建築工事/打設1日、乾燥10日
※時期や現場によって日数は異なります。
(0) カッター入れ、ハツリ、ガラ撤去
新築の場合はこの工程は必要ありません。
既設コンクリートにカッターを入れ、埋設用のピットを作ります。
(FL-200mm以上)

(1) ステコン打設
フロアレールを確実に水平固定する為の必須工程です。
乾燥時間が不足しますとアンカーが効かなくなりますので
十分に乾燥時間を取って下さい。又、排水配管は事前に行います。
(70~100mm程度、無筋、ある程度水平に打設にして下さい。)

(2) フロアレール設置、養生
工事方法は様々ですが、フロアレールを水平にして予め打設しておいたステコンに固定します。
コンクリートがレール上、及び内部に混入しないように養生します。


(3) 排水配管
排水対策を行う場合、指定された箇所と配管します。
排水箇所は事前に指示いただければ増やす事ができます。
(VP50他)

(4)鉄筋配筋
建物の構造にあわせて配筋して下さい。
フロアレールは長年使用しますので必ず行って下さい。
(異形鉄筋D10、200mmピッチ配筋)

(5)仕上げコンクリート打設
フロアレール天がFLとなります。
工事完了後の機器の取扱いの為、FL+0~FL-2mm以内でコンクリートを打設します。
(コンクリート強度Fc=21N/mm2以上、厚み130mm以上)


※注意点
下記ファイルを印刷して工事施工業者様に必ずお渡し下さい。
フロアレール建築工事における注意点
設置が完了したフロアレールには絶対に乗らないで下さい。
レベルが変わり完成後の機器の取扱いに支障をきたす恐れが御座います。
設置が完了したフロアレール上に何も置かないで下さい。
鉄筋配筋の際、フロアレール上に鉄筋を置いている業者が多く見受けられます。
また、鉄筋と通す時にフロアレール上部に当たり傷ついてしまうケースもあります。
設置が完了したフロアレールに付着したコンクリートはすぐに拭き取って下さい。
フロアレールはアルミ合金製ですのでコンクリートが付着したまま乾燥してしまいますと
仕上がりに大きく影響してしまいます。また、機器が正常に使用できなくなる恐れが御座います。


コンクリートはFL(レール天場)0~-2mm以内で打設して下さい。
上記範囲で打設が困難な業者様は最低でもFLよりプラスになる事だけは避けて下さい。
機器が正常に取り付けられなくなり、コンクリを削る必要が御座います。
その際、施工業者様側で研磨作業をお願い致します。
また、フロアレール上に乗ってしまったコンクリートは
たとえ養生してあったとしても必ず濡れタオル等でふき取って下さい。
養生をはがす際、コンクリが付着したまま固まってしまったコンクリは
アルミレールを傷つけ、変色させる可能性が御座います。
コンクリートは隙間なく丁寧に打設して下さい。強度不足になり、使用後にレールが破損します。
工程の決定につきましては、予めフロアレールの在庫の確認をしてからお願いします。
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